"副業でコンサルする"が実は低リスク。会社員にオススメする5つの理由
コンサルティングは副業でも始められる
「コンサルタント」と聞くと、一部の限られた専門家しか名乗れないイメージがありますが、公的な資格が必ずも必要なわけではないので「コンサルタント」と名乗ることは自由です。
会社員として勤めていて、今まさに副業を考えているという方には、副業で「●●コンサルタント」になることをおすすめします。
おすすめする理由(メリット)は5つあります。順番にその理由をご説明していきたいと思います。
■目次
"副業でコンサルになる"、をおすすめする理由(メリット)
私が思う副業でコンサルになるメリットは、5つあります。
以下で順番にご説明していきます。
開始リスクが低い≒ダメなら辞める
まずは、一番気になるリスクについてですが、何かしら新しく商売を始めようとすると、開店の準備や商品の仕入れなどの多くの初期投資・固定費が必要になります。
ただ副業としてコンサルなるのであれば、自分のノウハウや経験から、クライアントへアドバイスを行うので、初期投資はほぼ不要です。
もちろん、専門的な資格を取得したり、勉強するなど自己投資はした方がいい場合もありますが、必須ではありません。
また、まず副業としてコンサルタントを始めてみて、どうにも上手くいかず辞めたとしても、また本業に集中すればいいだけなので、副業コンサルから撤退してもリスクはありません。
むしろ、副業でコンサルタントをやってみた、という経験値が増えることは本業にもプラスに働くことも多いので、ぜひ副業の一歩目としてコンサルをやってみることを考えてみていただきたいと思います。
本業でスキル保持≒準備不要
次に、主に「会社員」の方に副業でのコンサルをオススメする理由なのですが、自分では気づいていないかもしれませんが、実は会社員の方は普段の業務で、かなり専門的なノウハウ・スキル・経験値を持っているため、コンサルにはとても向いています。
例えば、
販売戦略、広告出稿、SNS運用、メディア戦略、SEO、アフィリエイト、市場調査など、何かしらのマーケティング関連の業務であったり、新規事業の立ち上げ、商品や会社のブランディング戦略、PR・広報などの業務、会計の知識や、新卒や中途の人事採用に関するノウハウなどなど、、さまざまな仕事がありますね。
各部署の業務で得られる知識は、普段働いている人は、その価値が見えていないことも多いですが、スタートアップや、地方都市の中小企業の経営者、担当者からすると、とても有益な情報です。既にもっているそのスキルを最大限に活かせるのが、副業としてのコンサルタントだと私は思います。
スキマ時間で稼働≒自分の裁量
働き方は、クライアント側との契約条件にもよりますが、多くは「月額〇万円」などの固定額でコンサルフィーをもらうか、月の稼働時間×時給〇円などの時給制での精算形式が多いです。
なので、その範疇であれば、どのように時間を使うかは、個人の自由になってきます。会社のように朝9時から夜18時まで、といった決まりはありません。
副業でコンサルをする場合の時間の使い方のイメージを書いてみます。
例えば、本業が9:30~18:00の業務時間だった場合ですが、、
- 朝の出社前に、8:30~9:30、カフェで副業の報告資料を作成。
- 昼休憩中に、12:00~12:30、スマホで副業案件の競合調査し内容をメモ。
- 業務終了後、21:00~23:00、昼に調査した内容を精緻化、資料に落とし込む。
といった感じです。
スキマ時間を有効に使うことで、無理なく取り組むことができるので、副業開始のハードルは低いです。ゆっくりランチを食べたい日は、もちろんゆっくり過ごし、自分らしく働ける環境を自分で作っていくようなイメージです。
完全なフリーランスではないですが、副業に関しては自分で働き方を作っていける点は、個人的にとても良い点だと思っています。
平日は忙しくて副業なんてとても無理だ・・という方は、週末の土日に数時間だけ副業にあてるような働き方も可能です。(週末コンサルなんて言い方もされますね)
仕事の後にテレビやスマホを見てゆっくり過ごす時間ももちろん大事ですが、時間の有効活用で、月にコンサルとして報酬が10万円もらえたら、それまで出来なかった、ちょっとした贅沢もできるので、より充実した生活を送ることが出来ると思います。
副業で得た知見を本業に≒良い循環
本業で得たノウハウ、スキルを副業に活かすことがコンサルの最初の一歩と書きましたが、コンサル業を進めるなかで、副業でしか得られないような経験値も必ず得られると思います。
そのためにも本業と全く関わりのない業界で副業を試してみても良いと思います。
私の場合、本業が旅行業ですが、副業では不動産や建築資材販売など、全く関連のない業界でも副業をしていました。
不動産の賃貸を探す人がどういうニーズで探しているのか、Googleのデータから調査分析したりしていましたが、「ペットと暮らせる」であったり、利便性重視の「駅近の物件」であったり、そのエリア・地域ごとにも特性があるので、「エリアごとの調査」という経験値は、本業の方にも活かし企画検討に活用するような経験もありました。
長年、勤務していてあまり異業種、異業界と関わる機会が少ない、と感じている方にも副業でコンサルになることはおすすめしたいです。社内で行われる研修の数倍意味がある生の経験が積めると思いますので。
知識を広げ収入増≒収入の柱を拡大
コンサルとしてのスタートは「自分は何のコンサルタント」 なのか?それを明確にすることからです。
自身の本業の業務などから、例えば「RPAコンサルタント」「SEOコンサルタント」「SNSコンサルタント」など、具体的に得意分野を打ち出してみましょう。
ただ、月額5万円などの固定費で契約であれば、コンサルでの収入を増やそうとすると、コンサルの「クライアント数(案件数)」を増やすしかありません。ただ、自分の体はひとつ。そこまで多くは受けられません。
少し話は脱線しますが、その他の収入の増やし方としては、例えば最初「SEOコンサルタント」として、サイト改善の分析・提案を行ったあと、新規のコンテンツの企画~ライティング迄も請け負うようにします。
ページの企画・ライティング料として、別途報酬をいただくなど、知識・提案の幅を「SEOのサイト改善提案」から、「ユーザが求める新規コンテンツの提供」まで広げることで、収入の幅としても広げるようなことも可能です。
金額規模は違いますが、会社として「提供サービスを増やし収益を拡大していくこと」と同じだと思っています。
個人事業主として、自分≒会社をどう広げていくか、小さいレベルですが経営者目線が持てるようになる点も、副業を始めるメリットかもしれません。これはコンサルに限らずですが。
コンサルを副業でするデメリットは2つ
副業としてのコンサル業のメリットばかりではなく、デメリットについても併せて書いていきたいと思います。
週末や夜など自由時間が減る
まず、本業の業務以外で仕事をするのが副業なので、当たり前ですが、いままでゆっくり過ごしていた平日の夜の時間や週末の時間は、ある程度、副業にあてる必要があります。
私の場合は平日の21:00以降を主に副業に使っています。翌日の打ち合わせ資料作成が終わらないような時は、夜中2,3時までやることもあったりします。。良くない例ですが。
ただ、それくらい時間については、使い方が変わってくるということを認識して始めた方が良いです。受注してからこんなはずじゃなかった、、、とならないためにも、イメージは大事です。
あと、独身の方であれば自分ひとりで時間のやりくりをすれば済む話かもしれないですが、年齢的にも、結婚して子供がいる方が副業コンサルを考える場合も多いと思います。
その場合は、家族の了承を得る必要があるので、想定の稼働時間や、夜中は副業にあてることが増える点、収入としてどれくらい増える見込みか(これが一番大事)などを含めてしっかり事前に共有しておいた方がよいです。
副業禁止の会社ではできない
次も、そもそもの話ですが、世の中が副業解禁の風潮とはいえ、まだまだ会社として副業がOKされていない場合も多くあります。
しっかりと本業の服務規程などを確認し、届け出が必要であれば、しっかり社内ルールに則った申請をしてから副業を開始しましょう。
別途説明もしたいと思いますが、こっそり副業をしても、一定額に報酬がなれば確定申告が必須です。
確定申告の際、会社に後日ばれることが多いので、ごのあたりは「言わなければ、人事にはばれないんじゃない?」と安易に開始することはおすすめしません。社会人としてしっかり整理して副業には取り組んでいきましょう。
まとめ
まとめると、普通の会社員の方でも、初期投資や事前準備がほぼ不要でスタートできる副業として「副業としてのコンサルタント」がおすすめです。(週末だけ行う”週末コンサルタント"でもOK。)
- 日々のスキマ時間を使って、自分の裁量で働ける。
- 副業で得た経験を本業にも活かせる。
- 働いた分は収入増に直結し、会社以外に収入の柱が増やせる。
などメリットも多いので、コロナ禍で本業が不安定な状況にある方も多い今の時代こそ、コンサルの第一歩を開始し、自分の収入の基盤を強化していけるように取り組んでいってみてはいかがでしょうか?