【仕事は楽しいかね?】の読書メモ。"試してみることに失敗はない"
「仕事は楽しいかね」が、amazonプライムの読み放題対象になっていたので読んでみた。よくある自己啓発系の本だろーなと期待値は低めで手にしたのだが、今の自分には響く言葉がいくつかあった。・・仕事に行き詰まりや停滞感などモヤモヤしたものがあるのでしょうね。自覚もあるが。笑
仕事は楽しいかね?のあらすじ
主人公の”私”は、日々の仕事に行き詰まりを感じ、自分の仕事についての未来に期待をあまり持てないでいる35歳のビジネスマン。(妻子アリ)ときどき最新の自己啓発本を買って読んだりするがが、なかなか現状打開は出来ないでいる。・・自分も含め、共感できる環境にいる人は多いよね、きっと。
物語は、急な大雪で閉鎖されてしまった空港内で、たまたま出会った「老人マックス」から「仕事は楽しいかね?」と話しかけられた「私」がマックスから閉鎖された空港で一晩かけて”仕事を楽しむための本質”をレクチャーしてもらうというストーリー。※マックス老人は、実は巨万の富を築いたすごい人。
物語のエッセンス
- 試すことに喜びを感じて「試し続ける」こと。それが成功のチャンスを増やすことにつながる。
まずは打席に立ち続けなければヒットなんて打てない。マックス老人も、10中9個は失敗して当然で失敗が8個に1つ減れば、それは素晴らしいことだとも言っている。それくらいの気持ちを前提にし、チャンスの数を増やすことが結果的に成功の数にもつながる。そのためにも「試す行為自体」に楽しみを感じ、試し続けることが重要だと。
何度もトライすることの重要性は、みなわかっちゃいるが「チャンスの数を増やすことに繋がっている」という意識は持っておこうと思った。
- 当初の目標で立ち止まるな、昨日より進化し続けろ。
- 目標を設定すると、自己管理ができているような気がするものだ
- 何を試してきたのかね?
物語で言っていたのは、ものごとを始める際に目標をたてるが、たてた目標が完璧だと思って取り組むと、目標達成時点で成長はストップしてしまう。つまり「完璧はダメになる過程の第一段階だ」とマックス老人は言う。決してそこで立ち止まらず、あらゆるアイデアを試し続け、"あるべき状態より より良くなること"。 こそが重要だと。
簡単なようで厳しいことを言う。毎日進化し続けるとは。。たしかに0.1%でも成長し続けることができればものすごいことだろうが。ただ当初計画達成で止まっては、大幅なスケールは出来ないという点はとても納得感がある。
- "試してみること" に失敗はない。
- これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。”遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”
- きみが”試すこと”に喜びを見い出してくれるといいな。アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日とは違う自分になること。そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ
試してみることに失敗はない。
これは金言だなと素直に感じた。「まず試してみる、ミニマムでトライする」以前も今の職場でも幸い自分の仕事では似たような文化がある。ただ、トライすること自体に楽しみを感じて試してみる、なんて意識は、経験年数が増えるとともに、いつの間にか無くなってきているのが本音だ。もっともっと積極的に試していこう、これからは。と初心にかえるべしと思わされた。
慣れや経験則から「きっと、これをトライしても結局結果はこんなもんだろう」という老害的な感覚というか思考が、自分のなかにいつしか広がってしまっていることに改めて気づかされ、ハッとした。。(そんなクソみたいな事を言うおっさんにはなりたくないので改める!)
"多動力"(ホリエモン)のメモ
「仕事は楽しいかね?」の本とはメッセージなどあまり関連性はないのだが、たまたま同時期に読んでいたホリエモンの「多動力」という本についてもメモをしておきたい。
- 猿のようにハマれ
ホリエモンの著書「多動力」に書いてあったのは「まずはひとつ猿のようにハマれ」と。多動力の源泉は、好奇心と集中力。このふたつを身につけるには、ハマって飽きるを繰り返すことだ、と。 彼も分野を問わず幼少期からハマって飽きるを繰り返してきたようだ。「仕事は楽しいかね?」で「喜びをもって試し続けろ」という点については、ホリエモンの「好奇心」が重要という点は似た要素。「金のためにやっている仕事だという意識の人間と、楽しんでやっている人間とでは当然大きく差が開いていくのだろうな。楽しんで仕事する、はなかなか難しい面もあると思うが、楽しみを「見つけながら」仕事を進める、意識をもっていくことは重要だな、とは素直に感じる。
- 自分は「原液を作る者」になれているか?
ホリエモンいわく、「世の中の人間には2種類いる。原液を作るものと、原液を薄める者だ。原液を作り出せば、自分の分身が勝手に動いてくれるようになる」とのこと。さて、自分ははたして原液を作り出せているだろうか??
原液??んー、自分の普段の仕事には関わりなさそうだな、と一瞬思ってしまうが、本のなかでわかりやすかった例は、自分が会議でした発言が一人歩きし、多くの人間のを動かしているだろうか?と考えることだ。これはおおいに関係ある。
自分のアイデアや発言で、直接関わっていない『誰か』も動くような仕事をするよう意識しよう。